ポスティングの反響率ってどれくらい?業種別平均を紹介

ポスティングによる来客の成功率を示すデータに反響率がありますが、実際にポスティングの反響率が具体的にどれくらいかを知っている方は少ないでしょう。
実は業種によって反響率の平均には大きな違いが見られるのです。
そこで今回は、業種別にポスティングの反響率の平均を紹介します。

□ポスティングにおける反響率とは

反響率とは、チラシを配った枚数分のユーザーのうち、どれくらいの人が商品やサービスを実際に利用したかの割合を示します。
配る方法や広告の内容によっても大きく反響率は変化しますが、大体0.1〜0.3パーセント程度が平均と言われています。
どの業種であっても共通して言えるのは、チラシデザインの質やエリアマーケティングの質によって反響率が大きく変わるということです。
同じ業種であっても、反響率に何倍もの差がついてしまうこともあります。

□業種別のポスティングの反響率

この章では、業務別のポスティングの反響率について紹介します。

*不動産業界におけるポスティングの反響率

不動産業界のポスティングの反響率の平均は0.02パーセントと言われています。
季節変動や賃貸・売買などの細かな業態によって反響率は変動します。
1回の商取引当たりの金額が大きいケースが多いので、全体の平均を下回る結果となっています。

*飲食店におけるポスティングの反響率

飲食店の場合、反響率は平均0.3パーセントと言われています。
飲食店のポスティングの特徴としては、下記が挙げられます。

・商品自体が低価格でありユーザーは手軽に利用可能であること

・クーポン付きにするなどユーザー側に具体的なメリットを提示しやすいこと

・チラシのデザインに食欲を刺激するような商品の魅力を提示できること

ただ、競合他社も同様の取り組みができるので、反響率が飲食店の場合では全体の平均値を上回っていないと考えられます。

そのため、競合他社といかに差別化を図り、ユーザーの認知を取れるかがポイントです。

*学習塾におけるポスティングの反響率

学習塾におけるポスティングの反響率は0.1パーセントと言われており、全体の平均とあまり変わりません。

学習塾の場合、ユーザーが求める大きなゴールは共通している場合が多いですが、エリアによって世帯特徴が変わるため、エリアの分析を行い、ペルソナを詳細に把握する方が良いと考えます。

そうすることで、ユーザーが求めるゴール(例:成績の向上など)をより詳細に定義し、そのゴール達成のために何を訴求するのかを決めることで集客効果UPに繋がります。

そして、学習塾の場合、エリア内で口コミが広まりやすいため、ポスティングをきっかけとした副次的な集客効果も期待できます。

□まとめ

今回は業種別にポスティングの反響率の平均を紹介しました。
業種によって反響率が異なるのは、主に商品やサービスの価値に差があるからと言えます。
商品やサービスの値段はやはり、消費者の行動をある程度は決めるものだと言えるでしょう。

2020-04-23